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今回は、アクアエクササイズ・インストラクター、田村憲一さんにお話をうかがいました。
田村さんはインストラクターとして活躍するだけでなく、アクアエクササイズ専門の会社を立ち上げ、
インストラクターの養成、派遣、そして普及活動を精力的に行っておられます。
水を使った運動はプールがないと出来ないため、どうしても限られた方達のものと捉えられがちですが、
健康において水の持つ可能性はとても大きいもの。だから、もっと水に入ってもらいたいと田村さんは言います。
暑さ厳しく水が恋しくなるこの季節、水と健康について熱く語って頂きました。

アクアエクササイズとは

アクアエクササイズの特徴

アクアエクササイズは「アクアスタティックス aqua statics(水静力学)」と
「アクアダイナミクス aqua dynamics(水動力学)」という2つのジャンルに分けられます。

「アクアスタティックス」は自分が動かずに水が動いて体にもたらす効果を言います。
例えば、シャワー、ジャクジー、流れるプールや海。マイナスイオン効果が話題になった滝もそうです。
お水が苦手という方も、こちらは自然に取り入れていらっしゃいますね。
一方、「アクアダイナミクス」は、自らが動く事で体に効果をもたらすもので、
私が行っているのはこちらになります。

水には「水温」「浮力」「抵抗」「水圧」と言う4大特性があります。
これらをうまく使う事によって、アクアエクササイズは体に大きな効果をもたらしてくれます。
簡単にご説明しましょう。


水温

日本のプールはだいたい31度に設定されています。これが人間にとって心地良い温度設定と言われています。
施設によって差はありますが、通常、アクアエクササイズは28〜31度の水温が適当とされています。
32〜33度までが体がリラックス出来る温度、体温に近い温度は不快温度といわれ、それを超えると
ジャクジーや温泉のようにアクアスタティックスに適した温度域になっていきます。
このようにアクアエクササイズには水温がとても重要となっています。
水に入ると、体温が下がるのを防ぐために脂肪が活発に働き出し、エネルギー消費量が陸上にいるときよりも
増大します。また、水が体温の上昇を防ぎますから陸上よりも長く運動を続ける事が出来ます。
そのため、シェイプアップ効果も高くなります。
ただ、温度設定には個人差もあるため、そこがデメリットと感じる方もいらっしゃいます。

浮力

肩まで水中に浸かった状態になりますと、どなたでも頭の重さ約5kgのみが関節にかかる事になりますので、
腰や膝の負担が大変少なくなります。
また、水中では体重が陸上の約10分の1になりますので、過体重の方には水中で運動する事は特におすすめです。
このように、水の浮力は重力から私たちを解放してくれます。
その浮遊感に身を委ねると、お母さんのお腹の中にいた時のような感覚を得られ、大変リラックス効果もあります。
ケガの回復期にはリハビリとしても適していますし、筋肉疲労を軽減するのでケガの予防にもつながります。

抵抗

水の中では、常に誰かにさすってもらっているような外的効果があります。
この適度な刺激が抹消血管への血液循環を良くします。
また、水の抵抗は空気の約12倍ありますから、陸上よりもはるかに動きづらさを感じると思います。
この抵抗がシェイプアップや筋力アップに効果的なのです。
水の抵抗は、当たる面積や角度を変えたり、動くスピードを変えるなど、ご自身で調節も可能なので
無理のない運動を可能にします。

水圧

一般的な体重の成人が体に受ける水圧は約1,300キロにもなります。
この水圧に最も影響を受けるのは、実はお腹です。そのため、水中では自然に腹式呼吸が促されます。
水圧によって押し上げられた横隔膜は、血液が心臓に流れ込むのを助け、血液の循環も促進します。
水深が深いほど水圧も増しますので、水中に立って行うアクアエクササイズでは、下半身から上半身への血液循環が
より活性化されるというわけです。


理論的な話をすると、アクアエクササイズに対して近代的なトレーニングのイメージばかりをお持ちになるかもしれませんが、
そのルーツは大変古く、古代ローマ時代のhydrotherapy(ハイドロセラピー/水治療法)にまで遡ります。
もともと私たちは水から生まれた生物ですし、陸上に上がるための筋肉形成の元になったのは水の中ですから、
陸上生活に最低限必要な運動機能のケアには水中の運動が適しているのではないかなと思います。
水は健康の源です。
水の特性を生かして、リハビリからリラックス、脂肪燃焼、筋肉トレーニングまでを陸上よりも無理なく効果的に行えることが、
アクアエクササイズの大きな特徴と言えるでしょう。


実際のレッスン

私が受け持っているレッスンは現在5種類です。

アクアウォーキング

水中歩行ですね。陸上歩行が出来る最低限の筋肉をつけるのが主な目的となります。
陸上でのウォーキングよりも効率よく脂肪燃焼効果が期待出来るので、ダイエットにも適しています。

アクアフィン

これは抵抗具である水中ギア(グローブとリボン)を手足に装着して水中運動を行います。
平面運動である二次元抵抗をフル活用し、関節部分に近い筋肉をメインにつけていきます。

アクアハイドロトーン

両足にハイドロブーツ、両手にハイドロベルという特殊な抵抗具を用い、立体的な三次元抵抗を作り出し
筋力トレーニングを行います。抵抗はスピードによって変わり、自分で抵抗を調節出来るので、
リハビリからプロの本格的トレーニングまで対応可能です。

アクアヌードル

ヌードルと言う浮遊具を使用したリラックス系です。
基本的には水の心地良さを味わい、体を解放するクラスです。

アクアダンス

水中だからこそ可能なダイナミックな動きを生かし、音楽に合わせて楽しく踊って体を動かすプログラムです。
運動のペースを維持し継続して行う事によって、脂肪燃焼と共に美しい筋肉作りに効果があります。
アクアビクスが水中健康体操であるのに対し、アクアダンスは多彩な振り付けが特徴で、構成によって運動強度、
雰囲気ともに大きく変わって来ます。
振り付けにはインストラクターの個性が出ますから、そこも楽しんで頂ければと思います。


この他にも様々なニーズに応えられるレッスンがあります。
新しいエクササイズ方法もどんどん開発されていますし、今後もいろいろな試みが可能だと思います。

水のスペシャリストへ

インストラクターになったきっかけ

田村さん 私は物理的な事が好きだったので、大学は海洋土木工学に進み、海岸浸食などの研究をしていました。
水理学を学んでいたんです。
具体的には、海岸の砂の浸食やその流れ、物体の大きさや水の当たる角度による水流の変化、劣化など、
とにかく「水の流れと物体」についてマニアックに学んでいました。まぁ、「水流オタク」ですね(笑)。

水泳は幼い頃から続けていて育成選手にもなりましたので、
学生時代のバイトはもっぱらスイミングスクールでした。
その当時から、ゆくゆくは健康産業に関わりたいと思っていましたが、ちょうど就職氷河期だったのと、
専攻が“土木”ですから、ことごとく健康産業には振られまして(笑)。
かといって好きな研究職も難しく、卒業後は大阪の土木系の商社に就職しました。

サラリーマン時代は早朝から深夜まで働き詰めでストレスは全て食にぶつけていました。
もう、みるみる太りましたね(笑)。

ある日“このままでは自分が壊れてしまう”と思ったんです。健康産業を希望していた自分が不健康になっていく。
そのジレンマと“自分の能力を発揮出来るのはやはりここではない”との思いから、2年で会社を辞めて地元へ戻りました。

アクアエクササイズの道へ

最初は単なる水泳コーチのバイトからでしたが、やがて選手育成にも携われるようになりました。
どう泳いで、どう動いたら、どう水がくるか。分析が必要となる立場でしたし、
本来自分がやりたかったのは物理でしたからすごく魅力的で、ここでもマニアックになったんです。
しかも、水流の対象物が物から人へと変化したので、もう面白くてたまらなかったんですね。

でも、ある時保護者の方から「うちの子が憎いんですか」と言われたんです。ハッとしました。
対象が人に変わったのに、当時の私は“モノ”として見ていたんですね。
これは人としてダメだと・・ものすごい挫折感でした。
こんな時に限って、会社は社員にならないかと誘ってくれる。
しかし、このままじゃダメだし、何か他にも修行した方がいいのかと迷っていました。
“人と関わる仕事”自体に、とても悩んでいたんです。

その時、プールの反対側でやっていたのがアクアエクササイズでした。
それまでは「音楽がうるさいし、邪魔だな」としか思っていなかったのですが、時間があったので何となくやってみたんです。
水泳とは違う動きに「今、どんな風に水があたっているのかな」とか「筋肉にどんな作用があるんだろう」と興味を持ちました。
マニアですから(笑)。
インストラクターからも「じゃ勉強してみたら?」と言われて、簡単な気持ちで養成コースに参加した。
それがこの道へのキッカケでしたね。

田村さん2 マニアがはまった

はい(笑)。

その理由

修業期間中、お客様とふれあう中でたくさんの事を学ばせて頂いたからです。
ただ運動が好きという方もおられましたが、内側に抱える様々な事柄を、
私に告白して下さる方が多くいらしたんです。
「実の親を介護しているけれど、殺したいと思ったことがある」と笑いながらおっしゃる方。
「今、離婚してきたの」と泣きながらレッスンをなさる方。
「家にいると煙たがられるのでここにいるのよ」と微笑む高齢者の方。
登校拒否のお嬢さんがレッスンを受けるうちに、プールで他人と話せるようになって、
バイトにも出られるようになった、と報告して下さったお母様もおられました。

私の中では、筋肉をつけてキレイになってという“ライン的”なものが
健康につながるのかと思っていたのですが、
そうではなかった。ただ、ここに集まって、何かを発散して帰る事。
それ自体すでに健康運動だと学んだのです。

この事に気づいてから、指導者としての意識が変わりました。
私はプールの上に立っていて、直接会話は交わさないかもしれないけれど、何かみなさんが感じて、
互いに励みになって帰って頂ければ、それも健康の一つなのだと思うようになりました。
もちろん、マニアックなトレーニング系もやりますけれどね(笑)。

田村さんのメンタル面

こうした告白を重く感じた事もありましたが、吹っ切れました。
“良い加減”を心がけるようにしたのです。
言って下さる方も、私に全ての解決策を求めているわけじゃない。
だから、流す時は流すし、返し方の方向性を変えてみたりする。一緒に抱え込みすぎない。
これもひとつの力学でしょうか(笑)。
経験値の中で、受け取り方の加減がわかってきたんでしょうね。

田村さん3 心がけている点

レッスンは、対象者の数が何十、時には百人以上にもなります。
そうすると伝えたい事と求めている事が必ずしも一致しない方も出て来ます。
なので、自分の中でターゲットを決めるようにしています。

例えば、レッスンを行うエリアがオフィス街のOLさんが多い場所と下町では
参加層が違いますのでターゲットの絞り方は変わります。
音楽も、ターゲット層の方達が一番元気だった時代に流行った曲を用いたりしますと、
その層はぐっと集まれる。すると、曲を知らない年代層の方も新鮮さを感じたり、
興味を持って下さったり、逆に幅が広がるんです。
万人に良い事はなかなか出来ません。
ですから私は、その場でのターゲットを自分で絞って、その方達に
喜んで頂けるようなプログラムを考えています。
合わない方には申し訳ないけれど、その方に合うインストラクターは
きっと他にいらっしゃると思いますから。

田村さん4 参加者へのアドバイス

アクアエクササイズは、水の中に入ること自体すでに体に良い事です。
初心者の方ならば、まず気持ち良さを感じるだけで良いと思います。
水に遊ばれているご自分を楽しんで欲しいですね。
慣れてきた方達は、今、様々なエクササイズ方法がありますので、いろいろチャレンジして、
筋肉の使い方などの違いも感じてみたらいかがかなと思います。

例えば、ダンスと名がついていたら、とにかく体を動かして自分の内面を表現、発散すれば良いと思います。
ダンスは、歴史的にも、畏怖畏敬の念や喜怒哀楽を表そうとする、人間の表現欲求です。
ですので、私のアクアダンスは“ソウルフルアクア”と称しています。
レッスンに出て体と心を解放して、帰る時には「よし出来なかった事やるぞ」とか「これ言おう」とか、
何かのキッカケにして頂けたらうれしいですね。


社名に込められた想い

会社のポリシー

まず、『非現実的空間を演出しなさい』とスタッフには言っています。
格好、髪型、話し方、全てに非現実を相手に与えてあげて下さいと。
私たちが思い切り異空間を演出する事が大事だと考えています。

次に『ソフト面を大切にしなさい』という事です。
メンタルな部分と言っても良いかと思います。ここをきちんとしていけば、将来的にフィットネスクラブ以外でも
アクアエクササイズを提供、協力していける場があると思っています。

ライセンス発行

はい。アクアダンス専門の養成コースでライセンスを発行しています。
通常の養成コースでは「基礎」のみを教えて、そこから先はご自由にというスタンスですが、
私どもは、“そこから先”の部分までをカバーした育成です。

メソッドは、私自身の経験から「なぜダンスがヒットしたのか」を細かく検証した資料をベースにし、
実習のみならず理論にも力を注いだ内容です。

資料

流水の力学、四肢の可動域、運動生理学、自分の体作り、アップからクールダウンまでのレッスンの流れ、
パフォーマンス能力、全てをプロデュースします。
ABCを知っていても、それだけでは英語が話せないのと一緒で、一定ラインまできちんと仕上げてから
資格を認定しなければ、お客様に失礼ですし、後々インストラクター自身も辛いと思いますから。
私どもでは、この資格を有したインストラクターのみを派遣しますし、ウェアまでこだわりを持って指定しています。

ハマカイダの由来

実は、私の出身が「高知県南国市浜改田」という地名なんです。
技術を求めて都会に出ても、最終的には自分が生まれ育った、自分を形成してくれた地域住民のために
その技術を発揮して下さい、その地域を活性化させて下さいという想いを込めて、私の原点である地名を社名にしました。
そうすれば、私たちも広がっていけるでしょうし、アクアエクササイズ自体の活性化にもつながると思っています。
そこに、田村のT、hydro(ハイドロ/水の)のH、field(フィールド/領域)のFの頭文字を取ってTHFを加えてあります。



山口シヅエガーデン こうした田村さんの考え方がよくわかるイベントにお邪魔した。
墨田区押上にある『山口シヅエガーデン』。
墨田区の人々の健康づくりが原点というこちらでは、毎月第3水曜日、区民に施設を無料開放している。
7月は祝日である「海の日」にも無料開放を行い、ハマカイダTHFのメンバーによるアクアイベントが開催された。

メニューは「アクアダンス」と「アクアウォーキング」。

アクアダンスは、5名のインストラクターが交代しながら45分間指導するスペシャルバージョン。
実は、こうしたコラボレーションは想像以上に難しい。
インストラクターはそれぞれが忙しく飛び回っているため、集まって練習する時間などほとんど持てないからだ。
ハマカイダTHFでは、自分のパートはもちろん、他のメンバーが指導するパートも振り付けを完璧に覚え、
田村さんを中心にひとつのチームとしてシンクロしている。
熱気に包まれるプールサイドで、汗だくになりながらキレの良いかけ声を響かせるメンバーたち。
確かな技術力と華やかなパフォーマンス、インストラクターとしての意識の高さがハマカイダTHFの真骨頂だろう。
staff
アクアウォーキングでは、田村さんがメインとなり、他のメンバーはプールの中でサポートに回る。
いろいろな歩き方をして全身の筋肉を使って行く。一見楽そうだが、ゆっくり丁寧に動く事で、
見た目以上に筋肉が使われている。
アクアエクササイズ初体験のReviveスタッフによれば
「甘く見ていた。水から上がった途端、体がどーんと重たくなった」そうだ。

キッズスイミング イベント終了後、休む間もなく田村さんはキッズスイミング指導を始めた。
パワフルな動きから一転、子どもの目線になって、一緒に楽しむような指導。
子ども時代に水の楽しさを知っていれば、大人になってもきっと水に親しんでくれるだろうとの願いが
そこにある。

ここまでほぼノンストップ。水中の動作を陸上で行う事は相当きついはずだが、参加者への気配り、
謙虚な姿勢も一貫して変わらなかった。
人をモノのように扱った過去の苦い経験は、真摯な指導として確実に生きている。

■山口シヅエガーデン 支配人 高橋佐由利さん
パフォーマンスもさることながら、田村さんの考え方に共感し、
去年の4月から担当して頂いています。
今回のイベントではチラシ配りから誘導まで、全てに協力して下さいました。
こうした姿勢からも、その考え方が伝わってきます。
インストラクターとして田村さんの素晴らしい点は、対象者と効果を明確にし、
伝える事をとても大事にされていることです。
「今日は楽しんでください。もし上手に動けなかったらそれボクのせいです。
ボクがうまく伝えられなかったからですから、皆さんは気にしないで下さい」
とおっしゃった言葉は、私自身アクアエクササイズの指導経験を持つ者として
大変印象に残っています。
高橋佐由利さん

山口シヅエガーデン
〒131-0045 東京都墨田区押上3-7-9
http://www.ys70g.jp/


―水から創る人間と社会の健康

アクアエクササイズを取り巻く状況を教えて下さい

学生やサラリーマンはもとより、大手フィットネスクラブがターゲットとしている高齢者の方でさえも、
多くの方は、フィットネスクラブは自分が行く場所だとは思っていない。
フィットネスがどういう位置にあるのかまだ知られていないからだと思います。

アクアエクササイズにも、高齢者のためとか、故障者のためという誤解があると思いますが、
私たち指導者の最終目的は「陸での生活を快適にすること」です。その一歩として、水に入って頂きたい。
運動に親しまれ、エアロビクスやダンス、ランニングなどをずっと続けたいと思う方達、今は日常生活に
支障はないと言う方達にこそ、水の中でメンテナンスをすることの大切さをお伝えしたいと思っています。
「死ぬまで自分の足で歩く」。
簡単なようですが難しいことです。これが出来るようにお手伝いさせて頂きたいと思っています。

自分の健康は自分で作るものです。それを実践して頂くためには、私たちフィットネスの指導者も
ただブームに乗って提供するばかりでなく、息の長いプログラムを生み出してヒットさせる努力が必要だと考えています。

田村さん インストラクターと言う仕事についてはいかがですか

インストラクターにも、高齢化の問題があります。
社会的地位が確立されていないですし、大手の参入によってインストラクターの技術料が
ディスカウントされてしまったため、なかなか新しい人材は入ってきませんし育ってもいません。
特にアクアエクササイズ指導者は、湿度が70〜80%あり、室温は35〜40度近くにもなるような環境で
30分から1時間継続して動いて大声を出し続けるという、通常プールサイドで行ってはいけない事を行うわけです。
それでもこの仕事を目指したいと思える魅力が、残念ながら今は欠けているんですね。

今後の目標を聞かせて下さい

私が一番やらなければいけないと思っているのは「底辺の底上げ」です。
ですから、今後は現場より普及活動に基軸をおいて活動したいと思っています。
皆さんにもっともっと水に親しんで頂きたい。そのためのインストラクターのレベルアップ。
人材確保ための学生へのアプローチ。必要ならばボランティアも積極的にやって行こうと考えています。
そして、アクアエクササイズで、人も社会も活性化出来ればと願っています。

ありがとうございました


ハマカイダTHF ホームページ:http://hamakaida-thf.jp/


エビデンスに基づくプログラム。
理系ならではの、きちんとした計算に裏打ちされた動きがとても美しいのは、どこか建築構造と似ている気がする。
理論だけではなく心地良さを第一に、人間への思いやり、社会への貢献など、熱い想いも込められたレッスンからは、
care giver としての明確なスタンスが見えてくる。
21世紀は水の世紀と言われている。
水質汚染や水不足などの負の問題から新たなエネルギー源としての水など、様々な角度から水への再考察が
始まっている今、「水を使った健康維持」という項目へも、より注目して良いのではないだろうか。