
幼稚園の先生をしていた頃、6月の教室の壁面はいつもアジサイ、長靴、かさ、
かたつむりなど梅雨に因んだもので埋まってしまいます。
本当は私、梅雨が大の苦手です(涙)
どんなに気を付けて歩いても足元にはひどい跳ね上げ、どんなにドライヤーで
伸ばしてもくるりんクセっ毛、おまけにかなり高確率の雨女。
でも、お蔭様でお菓子作りはお家の中で出来るので、梅雨でもへっちゃらです。
ですが、ちょっぴり楽しく長靴履いて外出出来る場所があります。
実は、直ぐ近くに某スペシャリティーコーヒーショップがあり、
そこでバリスタとしてお仕事させてもらっています。
本当に直ぐ近所だし、ファミレスのドリンクバーみたいにカフェラテやホットコーヒーと
書いてあるボタンをプッシュするんでしょ?くらいな無知状態でノコノコ面接に行って、
なんと年齢制限に引っ掛かっていたのにも関わらず(笑)採用されてしまいました(汗)
本格的な実習研修では本当に大変で、毎日毎日明日は辞めさせて下さいって言おうと思いながら、
泣きがはいって重い足取りでした。
そんなこんなのサスケなみ(私てきには)の研修も上司や仲間のお陰で、
なんとか乗り越えて早6年!!
以前にお話したように、紅茶の勉強もかじり、
社会人1年目には花嫁修業で(?)裏千家の茶道もかじり、あとはコーヒーかな?という
制覇モードもあり、せっかくだからお菓子作りにも役立てたいし・・・
で、気が付くと楽しいことのひとつになっていました。
幼稚園を辞めて、小さい子どもから遠ざかっていたのですが、郊外店のうちの店は赤ちゃん、
修園前のチビちゃん、幼稚園児と賑やかな毎日です。
それに、お腹の大きな妊婦さんがご主人とお散歩に立ち寄り、目出度く無事出産の面会帰りに
ご主人がコーヒーを飲みに立ち寄り一緒に喜んだり、退院後に赤ちゃんを見せに来てくださったり、
アンヨが出来るようになり、そしてこの春から幼稚園です!なんて、
なんだか我が事の様に嬉しいです。
それから、お向かいは総合病院で、入院患者さんや通院のお客さんもご来店です。
骨折で入院していて外出出来ずに、早く良くなってコーヒーを飲みに行こうと、
ずっと病院の窓から見て励みにしていたのだと、退院後に飲みに来て下さったり、
オープン時から毎日のようにご来店くださる、その昔アメリカ留学中に知り合われたという
素敵な大先輩級の仲良しご夫妻、カタコトの英会話しか出来ない私にマシンガンのように早口で
アメリカンジョークを仕掛けてくる英会話学校のティーチャ―らしき方、
学生時代にシアトルに留学していてコーヒー大好きなA子さん&ファミリー。
まだまだ本当にたくさんの皆さんとの出会いが私にたくさんの刺激や感動をもたらしたくれています。
そしてそれはお客さんだけでなく、一緒に働いている仲間たちにも感謝感激です。
バリスタの仕事は本当にお菓子作りと同じようにコーヒーを淹れるだけでなく、
ひとつでいくつも楽しさが増えていきます。
モノ物作りだいすきな私にはコーヒーも奥が深く、本当に興味が尽きることが無く、
定年になるまで居座りたい職場です(爆笑)
そんなお気に入りのコーヒー豆を使ったお菓子も何種類か出来たのですが、
今回は簡単でコーヒーの香りを味わえるメニューでまいりましょう。
6月に作りたい 食べたい 大好きなお菓子
『 カフェ スフレチーズケーキ 』

まず、クリームチーズですが、室温に戻してホイッパーで柔らかい状態にしておきます。
ここに牛乳を加え混ぜ、砂糖、卵黄、コーンスターチ、レモン汁を順に加え混ぜていきます。
水気、汚れの無い別ボウルに卵白を入れ、ホイッパーで叩くように強く混ぜ、
泡が白く固まるまで泡立てたら、砂糖を3回に分けて加え入れ、しっかりとメレンゲを立てましょう。
メレンゲの仕上がりはこのメニューのポイントのひとつです!
クリームチーズ液にメレンゲを1/3量加え、ホイッパーで混ぜたら、残りのメレンゲを加え、
ゴムベラで泡を壊さないようにでも均一に混ぜましょう。
オーブンの余熱は200度で・・・
さていよいよエスプレッソ粉の登場です!コーヒー豆の保存缶のふたを開けた途端、
何とも言えない香りに包まれ贅沢でゆったりとした気分にさせてくれます。
本当は挽きたて といきたいところですが、お菓子ですし予め挽いた豆で充分です。
混ぜ終えた生地の1/4を小さいボウルにとり、コーヒー粉を加え混ぜておきましょう。
元の生地にコーヒー生地をポトポトと少量ずつ落とします。
今回はマーブルヴァージョンで仕上げますので、最後に別ボウルに仕込みますが、
全体に混ぜ込む場合はコーンスターチと一緒に生地に混ぜてください。
型にクッキングペーパーを敷いてボウルの生地を流し込みましょう。
自然にマーブル模様に流れていきます。
180度のオーブンで25分ほど焼いたら出来上がりです。
いつものチーズケーキもコーヒーの香ばしい香りで、
味わいの深さが出てお土産お菓子にすると、
感動されてしまうこと間違い無し!!
学生時代によくスキーにいった斑尾で、とても親切にしていただいた
Hロシさんのコーヒーショップは、カナディアンロッキースタイルの可愛い山小屋で、
雪まみれになりながら扉を開けるとコーヒーの香りで心の中までホッとします。
その頃はあまりよく分からなかった大人な感じのJAZZが流れ、
これまたよく分からなかったコーヒー、物静かなHロシさんの温かい笑顔に
なんだか癒しを感じました。
あれから云十年、建物やシステムは違えども、コーヒーとJAZZに癒される場所が
私の楽しみのひとつになっているとは不思議です。
だから、採用して下さったYジロウさん本当にありがとう。


Qumico

東京都出身。
短大卒業後、幼稚園勤務。
しかし、父の誕生日に作ったガチガチなバースデーケーキや、母が犠牲になり大量に食べる羽目になったペチャンコシュークリームetcにピリオドを打つべく『ル·コルドン·ブルー』の門を叩き、シェフ達の職人スピリッツと技を学ぶ。現在は、お菓子教室『Gâteau de pocheヌフトロワサンク』で教えながら、日夜おいしい笑顔を広げようとしている。
趣味: 自然観察 クロール 作ること何でも

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| カフェ スフレチーズケーキ | |
| マーブルヴァージョン 18cmセルクル |
|
| クリームチーズ | 250g |
| 牛乳 | 50g |
| 砂糖 | 50g |
| 卵黄 | 3個 |
| コーンスターチ | 30g |
| レモン汁(生) | 大匙2 |
| 卵白 | 3個 |
| 砂糖 | 40g |
| コーヒー粉(エスプレッソ用に細かく挽いた深入り豆がよい) | 5g |