
実は、紅茶好きの母を持った幼少時代の私の“定番のおやつ”と云えば、
ミルクティーとY印H海道チーズで、
Rプトンのティーバックを切らしたことがありませんでした。
そんな経歴を無駄にしてはならぬと、数年前某紅茶会社のティースクールを受講し、
紅茶の薀蓄に足を踏み入れました。
しかし色々な紅茶を学び、テイスティングしていても・・・
この紅茶にはあのお菓子が合いそうだなぁ・・・
この茶葉であんなお菓子が作れるんじゃないかしら?
と言うことで、私の紅茶のUNCHIKUは、結局お菓子作りへと
シフトチェンジしていました。
そんな訳で、アールグレーを使って秋らしく
英国のエレガントをイメージしながら、お菓子を作ってみましょう。
9月に作りたい 食べたい 大好きなお菓子
『 アールグレー 』

紅茶葉をみっつの形態にアレンジし、活用して作っていきたいと思います。
まずひとつ目は、ジェノワーズ用にミルで茶葉を粗微塵にしましょう。
ブ〜ン!ブ〜ン!とスイッチをオン&オフ オン&オフ。
この“粗微塵”サイズが後ほど力を発揮してくれます。
薄力粉とミックスしておきましょう。
ふたつ目は普通に紅茶を淹れる“茶葉”でバヴァロワ用と
アンビベ用シロップの紅茶液を作ります。
好みですが、普段美味しくいただくときの倍くらい茶葉を用意し、
抽出時は蓋をして、しっかりぴっちり香りを閉じ込めます。
ここでは香りは勿論ですが、香料やリキュールを入れずに
アールグレーを思う存分感じることが出来るように、こっくりと淹れます。
そして最後みっつ目は、先ほど使用したミルで更に粉砕して
“サラサラ粉末状”のティーパウダーを作り、ココアパウダーと一緒にします。
余談ですが、ミルはお菓子作りに案外強い見方で、
粉砂糖が無いときはグラニュー糖を、抹茶が無いときは緑茶葉を、
米粉が欲しいときはお米を・・・色々な物を粉末に設えてくれますよね。
レーズンのラム酒漬けはアールグレーの隠し味役にベストキャスティング。
もったりとなめらかなバヴァロワを型に流し、レーズンをパラパラと散らしたら、
しっとりアンビベしたジェノワーズを敷き込み、冷凍庫で冷やし固めます。
型から外して仕上げにココア&ティーパウダーを茶漉しでデコレーションして完成です!
さあ、夏のお祭りモードを脱ぎ、静かにエレガントに深呼吸をしたら、
早速フォークをケーキに・・・スーっとほとんど抵抗感無くジェノワーズまで到達。
口に入る寸前からアールグレーの高香が存在をアピールしてきます。
口の中でとろけるようなバヴァロワに対し、ジェノワーズに潜んで待機していた
“粗微塵”の茶葉が噛む度にアールグレーを感じさせてくれるのです。
こうしてここで初めて、みっつのアレンジで異なった形態の茶葉が
それぞれの個性を主張し、弦楽三重奏さながら優雅な和音を奏でてくれます。
材料のアールグレーと一口に言っても、各社香りのバランスが違います。
お菓子用にはティータイムに飲むのに丁度良いブレンドよりも、
少しクセが強いくらいのブレンドがお勧めですが、
たぶん・・・貴方がそれを見つけ出す頃にはきっと、
紅茶のUNCHIKU*を語っているかもしれませんよ。
だから私は、母の紅茶好きにありがとう。
*お気付きかと思いますが、上記の紅茶葉の使い方は紅茶教室では習わなかった事ばかり。
ティーインストラクターの先生、ごめんなさい。
| ●紅茶ジェノワーズ | ●紅茶バヴァロワ | |||
| 卵黄 | 3コ | 紅茶液 | 25g | |
| 砂糖 | 85g | 牛乳 | 400g | |
| 薄力粉 | 85g | 砂糖 | 80g | |
| 紅茶葉 | 5g | 卵黄 | 3コ | |
| バター | 20g | 板ゼラチン | 10g | |
| ●紅茶シロップ | 生クリーム | 200g | ||
| 紅茶液 | 100g | ●ガルニチュール | ||
| 砂糖 | 130g | レーズン | 適量 | |
| ●デコレーション | ラム酒 | 適量 | ||
| 紅茶葉 | 適量 | |||
| ココアパウダー | 適量 | |||





